公認心理師 資格制度が始まります

文部科学省と厚生労働省の二つの省が関わり、2018年度から新たな国家資格「公認心理師」制度での資格試験が始まります。札幌学院大学心理学部・臨床心理学科では、心理学部を卒業する学生が新たな国家資格を取得できるよう、カリキュラム等の体制を整えているところです。

公認心理師資格取得の基本

 公認心理師資格は、スクールカウンセラーをはじめ、病院や医療福祉施設などでの正式の資格として位置づけられています。大学卒業後に病院などに就職して勤務し、2-3年の現場実践を経て公認心理師資格試験を受けることになります。このため、自分の進路をしっかり見定めたい学生にはお勧めの国家資格となります。
 またこれまでと同様に、大学院修士課程を修了することでも、公認心理師資格試験を受けることができますが、いずれの場合も、資格取得の前提となる様々な科目を整備している大学や大学院において履修することが必要となります。

札幌学院大学の心理学部は、公認心理師資格に必要な科目を履修できるカリキュラムを準備しているところです。

公認心理師資格に必要な条件など

  1. 大学で資格取得に必要な科目(実習科目を含む)を履修します。
  2. 大学卒業後に現場経験を積むか、あるいは大学院において学び資格取得に必要な専門的な実習を積みます
  3. 公認心理師資格試験を受けて資格取得します。

 国の公認心理師資格カリキュラム検討委員会で内容の概略が定まっている科目を、大学や大学院では網羅して整備することになります。いわゆる、心理学5領域をカバーする幅広い学習が必要とされているので、そうした科目を整備している大学や公認心理師資格対応の大学院での履修が基本となります。

札幌学院大学心理学部が資格取得に有利な点

札幌学院大学は、2000年に北海道で最初の臨床心理士養成指定大学院となりました。定員10名の臨床心理学研究科は毎年10名前後の修了生を輩出して、これまでに126名の臨床心理士が社会で活躍しています。特に道内の臨床心理士の中では大きな勢力(全体の約20%以上)になっていることから、心理学部の学生が公認心理士資格取得に向かう場合には、次のような支援が期待できる強みがあります。重要なことは、大学以外での実習が必要なため、そうした要請に大学としてどの程度対応できるかどうかとなります。

※ちなみに札幌学院大学では、最初に臨床心理士資格取得のため大学院ができて、その後に臨床心理学科がスタートしています。

※札幌学院大学大学院臨床心理学研究科を修了して臨床心理士資格を取得したのは126名。また、本学人間科学科を卒業して臨床心理士資格を取得したのは17名。合計で143名が本学出身の臨床心理士の人数です。
2017年度の北海道臨床心理士会会員数は706名。したがって、単純計算によれば 143人/706人は約20パーセントとなり、道内では最大勢力と言えます。そうした実績に基づいて、公認心理師資格を希望する学生には次のようなサポートが可能となります。

  • 札幌学院大学の心理学部・臨床心理学科では、実習先の病院などの施設が確保しやすいこと。
  • 現場での実習時に本学修了生である臨床心理士の支援が得られやすいこと。
  • 就活などにおいて、本学修了生である臨床心理士のネットワークが活用できること。

公認心理師資格に関わる大学としての意志

札幌学院大学は、公認心理師養成へと向かう道をはっきりと選択しました。そのため、専門的なスタッフを鋭意、増強しています。2017年に4名の専任教員を採用し、2019年には履修科目・実習科目への対応のため、さらに3名の専任教員を増強予定です。

公認心理師資格― 北海道内および札幌近郊の他大学でも同様に公認心理師養成を目指していくと思われますが、「道内で最初に臨床心理士養成指定大学院を開設した」という歴史的な経緯に沿って、公認心理師資格においても北海道を牽引していくべく指導体制を整えています。今後の進展をどうぞご期待ください。

※大学院臨床心理学研究科でも「公認心理資格」取得可能なカリキュラムの準備を進めています。なお、臨床心理学研究科は従来通り「臨床心理士資格」養成を継続し、そこにさらに「公認心理師資格」も得られるように検討を進めています。

★資格取得の要件などの詳細について、順次、分かりやすく説明いたします。

★9月16日に「公認心理師法」が公布され、大学の学部などで取得すべき必要な科目と含むべき内容などの要件が提示されました。これに基づいて資格取得に必要な修得要件を満たすべく、本学をはじめ多くの大学や大学院は新たな国家資格制度への対応を準備しているところです。(10月6日、追記)

SGU 心理学部公認心理師サイト